気まま記録

気合だけは、ある。

十二国記が教えてくれるもの

人間を超越するもの(天帝、神獣、奇蹟など)が仮に実在するとしても、誰もが無条件に救われる訳ではない。
現実離れしているように思えるものも、世界を支える基盤の仕組みに過ぎない。
あくまで仕組みを動かすのは人だ。


人を救い、道を作るのはあくまで人の強い意志だけ。


自助努力を怠らず、人道を重んじる者の上にだけ、たまさかに奇蹟は降ってくる。


故に、ただ祈って奇蹟をアテにするだけで救われることはない。


自らを恃み、行動を惜しまない者だけが、重要な局面において恩寵を賜ることができる。